身近な方の不幸に出会った時、ご家族の方々が受ける精神的なショックと哀しみはいかばかりのものでしょうか・・・。
当社は日々の業務の中で、常にそのご遺族と対面し、その哀しみや癒されないこころの痛手から立ち直るためのお手伝いをさせていただいております。
しかし一方で、慣れること、その対応自体に染まることを固く戒めております。それは私どもの業務における最大の目的が、ご遺族のこころのうちを正確に理解し、そのケアを図ることであるからにほかなりません。
全く元通りとはいかないまでも、以前に過ごしていた日常生活に、みずからの力で戻っていただくための過程こそが、ご遺族に重要な意味を持っていると考えるからです。
長寿社会を達成した今日、生命の尊重と個人の生き方が課題とされるようになりました。それとともに、これまでタブー視されておりました「死」や「葬儀」というテーマもにわかに注目されるようになってまいりました。
私どもは常に「死」、「葬儀」を真摯に受けとめながらも、ご遺族の「これよりどう幸せに生きるか」のお手伝いを少しでも担える葬儀社としてあり続けるように精進していきたいと考えています。
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